【149冊目】『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』ーZOZOの室長 田端信太郎がほえまくり!
現在、あのZOZOTOWNを運営している株式会社ZOZOでコミュニケーションデザイン室長を務めるスーパーサラリーマンの本書です。
著者である田端氏の経歴を本書に書かれていることをまとめると…
大学卒業後
・NTTデータに就職
・リクルートに転職し、フリーペーパー『R25』を創刊
・『GQ JAPAN』『VOGUE』『WIRED』のデジタル事業に携わる
・LINEの常務執行役員
・株式会社ZOZOでコミュニケーションデザイン室長
すごい経歴ですよね。
まず、あの『R25』を創刊したのが田端氏というのが驚きです!『R25』はフリーペーパーだったのですが、駅に置いてあり読むのが楽しみだったことをよく覚えてます。懐かしいです。
その『R25』を創刊した著者は、現在「メディア野郎」さらには「スーパーサラリーマン」とよばれてます。
その著者が、自身をどうブランド化していくのかが書かれている本です。これからは会社の名前より自分の名前をブランド化していく必要があると言います。これはよく言われていることですし、本書が参考になることは間違いありません。
本書は過激な言葉で書かれているので刺激的です。
その刺激的なのは言葉だけでなく、内容もです!具体的なノウハウはそれほど多く書かれていないが、考え方が大変参考になります。
会社を利用する
例えば…こういう本ですと、会社を辞めて独立した方が良いみたいな本が多いけれど本書はそうではありません。
会社は社員のためにインフラをふんだんに準備してくれるという考え方。
発想を変えれば、サラリーマンには自分のために組織を利用できる特権があるのだ。
これはうんうん間違いないなと思いました。会社にいれば、パソコンもデスクも会議室も用意してくれますし、また大企業であれば社内研修も充実している。さらに様々な経費も自己負担ではなく会社が負担してくれる。
これだけのインフラを活かさない手はないですね。独立はもちろんステキなことだと思いますが、会社という組織に属しながらもできることはたくさんあるし、さらにその会社という組織の特権は利用した方がいいですよね。
ブランド人はどんな仕事をしなければいけないのか?
「お客様を喜ばせること」、それだけがブランド人の仕事だ。
どんなに苦労したって汗や血や涙を流したって、誰も喜んでいなければ仕事でも何でもない。
これは当たり前のようですが、忘れがちなことかもしれない。会社のために自分のために仕事をしてしまっていることって往々にしてあると思うんですよね。それでは何の意味もない。
誰を喜ばせたのか?誰の役に立ったのか?誰から感謝されたのか?というのを考えながら仕事しなければいけないですね。
☆☆☆☆☆
言葉も内容も過激ですが、真っ当なことが多く書かれています。
これからは個人の時代。よく言われることですが、その中で生き残るために自身をブランド化するにはどうすればいいか?どういう考え方をすればよいのか?ということが書かれている本書。
参考になりますよ。
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
- 作者: 田端信太郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
本書はこの本にインスパイアされて書かれた本とのことです。
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!
- 作者: トム・ピーターズ,Tom Peters,仁平和夫
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2000/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 51回
- この商品を含むブログ (89件) を見る