【122冊目】『多動力』ーワクワクすることで自分の時間を埋める
堀江貴文さんの著書。
タイトルは『多動力 』。この多動力という言葉何だかカッコいいですよね。
多動力とは?
この「多動力」という言葉どういう意味なのでしょうか?本書にこう書かれています。
いくつもの異なることを同時にこなす力のこと
あらゆるものがインターネットにつながるようになった今、すべての産業が「水平分業型モデル」となり、「タテの壁」が溶けていくという。
このタテの壁が溶けていく、この時代に求められるのは各業界を軽やかに超えていく「越境者」であり、その「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」だといいます。
本書には著者の1週間が書かれていますが、確かにものすごい多動力です。様々なことを次から次へと行っています。その多動力を持ち実践している著者だからこその1冊ですから間違いなく参考になります。
気になったところをメモ。
すぐに始める
準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい。すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。
この前このブログでもこんなエントリーを書きました。
言いたかったことはまさにこのことで、すぐに始めて、走りながら考えたほうがいいんじゃないかということ。準備が足りないからということでいつまでたっても始めなければいつまでたっても満足のいくものはできないはず。
ワクワクする時間で埋める
人生の中で「ワクワクしない」時間を減らしていこう。
そのためには、「やらないこと」を決めることが重要だ。
限られた時間しかない人生。いつも多動でいるため一番大事なことは「ワクワクしない時間」を減らしていくことだといいます。
たしかにワクワクしないことをやっている時間を費やすほどもったいないことはないですよね。いつもワクワクしていることに時間を使ってた方が絶対楽しいですし、能力も発揮できるはず!
本書でも勧められていますが、自分の1日のタイムスケジュールを一度書き出してみるということをやってみてはどうでしょうか。僕は実際にやってみましたが、ワクワクしないことにかなりの時間がさかれていてビックリしました。
教養の重要さ
教養なき者は奴隷になる
教養とはどういったものなのでしょうか。
教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことと書かれています。
教養がないと「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまうが、教養があればジャンルを横断できる「原液」となるものを生み出すことができると言います。
表面的な情報やノウハウだけを身につけるのではなく、本質を理解するまで深く掘り下げていくことが大事と。
無駄な会議をなくそう
「無駄な会議」をなくすためには、論点を明確にし、情報を集め、感情を捨てよ。
99%の会議は不要と著者は言っています。
まさに「会議は踊る、されど進まず」状態の会議はかなり多くあると思いますし、そういう会議を僕自身も多く経験してきています。
無駄な会議をなくすための三原則が書かれていますので実践したらきっと、いや間違いなく無駄な会議はなくなるはずです!
①解決したい問題を明確にする(能書きは捨てて、結論を先に言う)
②必要な情報を集める
③感情論を排しロジカルに判断する
この感情論を排することができていない人が多すぎる気がします。僕自身気をつけたいものです。
☆☆☆☆☆
本書は本質的なことがたくさん書かれています。多動であるにはどうしたらいいのか?
「他人の時間」を生きるのではなく、「自分の時間」を生きていかなければ決して多動はできない。
多動でいるためには「自分の時間」を意識して、そのために行動していくようにしていかなければいけませんね。