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【40冊目】『仕事。』→後半の6人。どうやって一歩抜け出してきたのか

仕事。

先日の続きです。先日は前半の6人でした。

 

mocchilog.hatenablog.com

 

巨匠たちがどんなことを考え仕事をしてきたのか。どんな生き方をしてきたのか。そんなことが語られている本書。本当におすすめです。

 

糸井重里

もっと言うと、受験とか就職とか、若者がリスクを抱えて、そんなことばかり考えなくていいよっていうのも言いたいね。どうやって生きていくかってことを、面白くやれよって。だって、僕なんか勤めるのが泣きたいくらいいやだったというところが原点なんです。夏休みが終わる前とか、悲しくなかったですか?やっぱり、ラクしたい自分をやみくもに否定しちゃだめだよね。
でも働いたら面白かったということも糸井さんは言っています。「基本的にラクしたい、働きたくない」 という考えも大事にしなければなりませんね。この考え方をもつことによってラクになる人も多いと思います。
「働け」と「働きたくない」という両極端の考えではなく、その考えをもとに何かを考えるということがいいのかもしれません。
 
 
でも何度も言うけど、僕は褒められたくて写真を撮っているってことですよ(笑)。このメディアの読者にどういうものを返したら喜ばれるのか、そこを考えるわけ。自分がやりたい作品をつくっているわけじゃないんだから。
 
篠山さんほどの人になっても自分のやりたい作品を作っているのではなく、どういう需要がありどういったものが受け入れられ喜ばれるのかを考えて作っているとは驚きです。これは非常に参考になる点だと思います。
 
スランプになる人はオリジナルをつくっているからじゃないの?あと、スランプだろうがなんだろうが撮り続けるとかやり続けるってことが重要なんだと思うね。動いていればとりあえずいろんな人に会うし、そこからきっかけが生まれるでしょ。
 
イヤでもなんでも続けることの重要性だと思います。続けているうちになにか生まれるものがあるのは何事においても同じですね。やめたら全てそこで終了ですからね。
 
僕に関しても「詩人」っていうのは単なる名称で、詩だけを書いているわけじゃない。雑文とか、もう60年以上も何かを書いているわけです。いやになっちゃうけどさ(笑)要するに、詩だけではほとんど食べられなくて、最初は子ども向けの歌の歌詞や、記録映画やラジオドラマの脚本なんかでずいぶん生活費を稼いでましたね。
 
こんなに有名な人でも、その道だけで食べれないこともあります。ただその道を元に様々なことで稼ぐことができるということも素晴らしいことだと思います。
好きなことをやるために、それと似たことで稼ぐということも重要ですね。
 
忙しくて、恐怖を感じている時間はないです。あとは直前だからこそ、もうやるしかないわけだから、いいことを思いつくような余裕をもった状況に自分を置こうとする。しゃかりきになっても降りてこないから。土壇場になれば何か出てくるだろうと思っている。根拠のない自信ですよね。
 
「根拠ない自信」すごい人というのはこれを持っていることが多いのではないでしょうか。しかし、根拠のない自信を持っている人というのは、実はわかっていないだけで根拠を持っていることが多いと思います。そういう人をみていて、そう思います。
鈴木さんはこうも言っています。「明日のことなんてわかりませんよ」とも言っています。明日のことなんてわからないから、恐怖を感じず、実行するしかないです。
 
 
自分が見えている道というのも不確かなものです。見えているように思っているだけで、本当は何も見えていない。特に僕は自分が崩落していく感覚の先に新たな道を見ることに期待するタイプだけど、唐突なことによって、先の道がはっきり見えるかもしれませんよね。
道が見えているというのは、錯覚ですね。見えているように見えて何も見えていない。誰も明日のことなんてわかりませんからね。そのわからない明日に何が起こるかわからないですが、その起こったことによって道が見えてくるのかもしれません。
 
たいてい自分の中に変化が起こるときというのは、状況が変わったときですよね。だから、自分を変えたいなら、環境を変えればいい。
なるほど。「自分を変えたい」と言っている人に限って、とくに行動していない人が多いです。ここに書かれているように、環境を変えれば自分を変えるしかない。常に環境を変えることができればいいですね。
 
勉強をするってことは過去を知ることで、過去の真似をしないため、自分の独自なものをつくりたいから勉強するんですよ。本当に誰もやっていないことをやれるかどうかという保証なんかなくても、少なくともそこを目指さないと。
過去の真似をしないために勉強する。過去の真似をするために勉強してしまうことが多いと思います。最初は勉強して過去の真似を徹底的にして、その後どう自分のものにしていくのか。この辺がポイントになりそうです。
壮大な無駄ですよね。でも、そういう遊びがなかったら、あの頃つくっていた音楽もない。「よく学び、よく遊べ」ですよ。両方やんないと、勢いがつかない。本当にあの頃はものすごい量の仕事をしてました。
よく学び、よく遊ぶ。これを本気で実践することができるのであれば、粋な人間になることができそうです。
仕事だけでなく遊びも、遊びだけでなく仕事もですね。
 

 

仕事。

仕事。