「タンス預金」が増えているらしい…「タンス預金」にはメリットがない
タンス預金が増えているという記事を発見しました。
タンス預金が止まらない 3年で3割増、43兆円 :日本経済新聞
記事の内容としては、タンス預金が増えているという話。
その額としては、3年で3割増。前年同月比でも8%UPの2017年2月末時点で43兆円となっているとのこと。
かなりの金額ですよね。
理由としては、
・金利があってないような低さになっていること
・マイナンバー制度で、資産を把握されることへの警戒感
の2つが挙げられています。
記事を読むと1~2億円の現金の入る金庫を探している人が多いと言います。そんな金額を自宅に保管しておくというのがすごいですよね。自宅に1億って…。
タンス預金のデメリット
タンス預金てメリットはほぼないと思うんですよね。間違いなくデメリットの方が多いと思うのです。例えば…
①盗難の可能性
②災害時
③本来得られるはずの金利収入がなくなる
④保管費用がかかる
①盗難の可能性
家にお金があるということは、盗難の可能性がグッと高まります。盗難にあって持っていかれたらおしまいです。
銀行にいれておいても通帳と印鑑を持ってかれたら同じだ!という意見もあると思いますが、銀行に入れてあった場合は、通帳と印鑑があったとしても銀行におろしにいくという作業が必要なため、お金をおろされる可能性が低くなります。
家においてあるとそのまま現金を持っていけばいいだけですからね。危険です。
②災害時
災害時もなくなってしまう可能性が高いです。
例えば、火事。火事になればすべて燃えてしまいます。
さらには自然災害等で家に帰れない期間がでてくることもあるかもしれません。そんな時どうするのでしょうか。
③本来得られるはずの金利収入がなくなる
金利は確かに低く、あるのかないのかわからないとも思うかもしれませんが、無いよりもあった方がいいですよね。
しかも、自宅に保管しておくよりは銀行に預けておいた方が安全ですから、自宅に置いておくなら、安全な方に置いておいて少しでも金利をもらった方がいいのではないでしょうか。
1,000万円定期預金で預けたとしたらを計算してみます。
調べてみると比較的イオン銀行は結構金利が高いですね。
2017年4月29日時点で0.100%。メガバンクは、0.010%ですから10倍です。
(参考)・ 預金金利(定期預金・普通預金) |金利|イオン銀行
イオン銀行に1,000万円預けたとすると、1,000万円×0.100%=10,000円
少ないと言えども、10,000円は得ることができます。家に置いておいたら、何も生まれないですが…。
さらに投資をうまくすれば、もっとリターンを得ることができますね。
④保管費用がかかる
現金を家で保管するのであれば、保管費用がかかります。
まず金庫を購入しなければなりません。この金庫ですが記事によると20万円ほどするといいます。ん~、ただお金を置いておくのに20万円かけるというのは…。
お金を払って金庫を設置して危険な場所に保管するよりは、自宅よりは安全な場所かつ確かに少ないですが金利や投資によるリターンを得た方がいいはず。
それなのに、自宅に保管している人が多いとは驚きです。
タンス預金のメリット
考えてみたのですが、これしか浮かびませんでした。
使いたいときにいつでも使えるということ。現金で保管されているので、使いたいな~というときはいつでも使えますからね。
☆☆☆☆☆
とにかくタンス預金はメリットがない!と思うんですよ。
それをするくらいなら、銀行に預けた方がマシだと思いますし、さらには投資に回すことができればお金がお金を作ってくれるという好循環にもつながるかもしれません。
上でも書きましたが、わざわざ保管コストをかけて危険な場所に置いておく必要はないはずです。
お金や投資についてわかりやすく書かれている本です。おススメです。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
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