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【108冊目】『マネーの拳』-ビジネスは王道を

   マネーの拳(1) (ビッグコミックス)

 

タイトルは『マネーの拳』。著者は、あの『 ドラゴン桜  』で有名な三田紀房さんです。

このマンガは、プロボクシングの世界チャンピオンが引退して、ビジネスの世界でもチャンピオンを目指すというストーリーです。

 

引退して商売をやっているのだけれどもなかなかうまくいかない。そんなときに重要な人物と出会います。どう、ビジネスの世界でもチャンピオンを目指して上り詰めていくのか。とても面白く、そして参考にできる部分もある素晴らしいマンガですね。

変なビジネス書を読むよりは、間違いなく勉強になります。

全12巻とそれほど長くはありません。

 

参考になった部分をいくつかメモ。

あとは、今日俺に運があるか・・・ないか・・・

(中略)

それはこの俺が世界チャンピオンになった男だからだ。

並みの人間とは運の強さが違う。

 「運」というものをバカにしてはいけません。これはスポーツの世界でも、ビジネスの世界でもどんな世界でも同じ重要な要素だと思います。

成功した人のインタビューとか本にもよく書かれていますよね。「運も大事」と。

ただしこれは全て運まかせというわけではない。運をものにできるかどうかというのは、日ごろの取り組みにかかっているはずです。

 

俗に「楽して儲かる商売はない」というだろう・・・

あれはね大きな間違いなんだよ。

楽して儲けるのが本当の商売だ。

何もしなくても儲かるよ、という意味では決してない。

儲かる仕組みを作れという意味だと僕は思います。

仕組みの中に入ってしまうよりも、間違いなく仕組みを作った人の方が儲かる。儲かる仕組みを考え、それを実行して、形にする。

この一見簡単そうなことが、難しいんだよな~。

 

近所で一番

これが商売の鉄則です!

商売は、まず身近なライバルに勝つために切切磋琢磨し、成長していくもの。勝ち続け、シェアを獲得する。これが基本原則。

(中略)

近所で一番!この街で一番!地域で一番!そして世界で一番!

何か商売をやろうとしたときにこの考えを持っているか、持っていないかによって戦略が全く変わってくると思う。

まずは身近なライバルに勝つ。それが出来たらもう少し大きな範囲でのライバルに勝つ。これを繰り返しているうちに、世界で一番になるということ。これを繰り返していけば、おのずとシェアも大きくなっていくはず。

というか、身近なライバルにも勝てなかったらなかなか商売として継続していくことは難しいですもんね。

 

この「まずは近所で一番!」という考えは好きですね!!

 

☆☆☆☆☆

他にも参考になるところがとても多いマンガです。

株式上場や敵対的買収、さらには他社を買収する話もでてきます。

起業に興味のある人は読んで損はないはず。もちろん全てのビジネスマンが読んでも損はない、おススメの漫画です。