【61冊目】『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』→ノートを自分の経験の記録に有効活用
経験が成果につながる人とつながらない人
毎日同じように仕事している人でも、その経験が成果につながり報酬に変わる人と、そうでない人がいます。その違いは何なのでしょうか?
著者はこういっています。
積極的に「記録」している人と、していない人の差です。
自分の経験をきちんとためることができるのかどうか。これにかかっているといいます。そして、仕事をきちんと「記録」して、経験を貯金するのに役立つのがノート。このノートの使い方が重要だという話です。
自分自身の経験を検索
こんなことも書かれています。
グーグルで検索できるのは、他人の知識と経験です。しかし、あなた自身の経験や知識は、この方法では検索できません。なぜなら、それはあなた固有の気づきや経験であって、他に共有している人がいないからです。
その自分自身の経験や知識を検索できるようにするのが、ノートだといいます。
せっかくの自分自身の経験ですから、いかすようにしたほうがいいはずです。しかし、それも記録しておかなければ、あいまいに覚えていたり、さらには全く記憶からなくなってしまうかもしれません。ノートに書きとどめておけば、それを見返せば思い出すこともできますし、見返しても思い出せないことも書いてあるわけですから、いかすことができます。
デジタルを使う
たくさん紹介されている中で僕は第6章の「デジタルを使ったノート術」が特に参考になりました。
デジタルが発達した現代ですから、もちろんそれを利用したほうがいいと思うのです。
ノートに様々なことを書き続けていくと、見返すときにノートの中から探さなければなりません。どの辺に書いたのか覚えていることもありますし、なんとなくあの辺にとかもあると思いますが、全く忘れてしまっていることもあると思います。せっかく記録しているのですから、あとで検索できなければ意味がありません。
デジタルはその「検索」において活用できるといいます。
その方法は以下の2つです。
- 表紙をビジュアルタグにしてイメージ検索する方法
- ノートの中面すべてをスキャンしてデジタル管理する方法
この方法については、詳しくは本書を見てほしいのですが、
人間の脳はある程度、過去の記憶を時系列で検索することができます
を前提としています。
イメージによる検索+ノートの中面全てをスキャンしてデジタル管理が最もしっくりくるのかなと思います。
手軽にスキャンできる機会があればとても便利ですね。こんなのが自宅にあれば最高です。
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<最後に一言>
僕はスケジュールを書くような手帳は使っていませんが(スケジュールはスマホで管理)、ノートは使っています。
ノートの使い方が本書にはふんだんに書かれています。本書からノートを何を書き、どう使うのか参考になったことも多いです。
ノートをどう使っていいのか、使うべきなのか。これを社会にでて学んだ人は少ないのではないでしょうか。学校でノートをとるのとは違ってきます。
著者のノートの使い方を一通り知って実践してみるのもいいのかもしれません。
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