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【57冊目】『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』→行動科学を使ったタイムマネジメント

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時間は有限ですから、その時間を大事にしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。何とかしたいのに、忙しくて、その忙しさに追われ時間だけが過ぎていく…こんな悩みを抱えている人にピッタリの本がこちらです。

なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか (青春新書インテリジェンス)

「時間がある人」と「時間がない人」の違い

ズバッと答えられています。それは、
そうした違いが生まれる原因はたった一つ。
時間の使い方にムダがあるかどうか、です。

 時間のムダづかいを徹底的に減らせば、誰だって時間を作り出すことができるといいます。それができない、どうやっていいかわからない、できてるつもりという人が多いと思います。

著者はこれに対して、「正しい行動」をすることが必要だといいます。
行動科学マネジメントにのっとり「正しい行動」を実践することによって、時間のムダをなくし、時間を作り出すことができるといいます。
この行動科学マネジメントとは何なのでしょうか。
どんな行動をすれば、期待通りの成果を達成できるのか、そのために必要な行動を徹底的に分解して、誰にでもできる形にする
著者はその専門家です。行動科学の専門家によって、その正しい行動が本書には余すことなく書いてあるのです。
本書では、時間を作り出すために5つの技術を紹介しています。
STEP1から順にSTEP5まで 「計測する技術」「定型化する技術」「整える技術」「計画する技術」「集中する技術」
その中のSTEP4の「計画する技術」からいくつかの技術を引用したいと思います。
 

予定はやりたいことから組め

予定はやりたいことから組むことが大事だといいます。ついついやりたいことも、「時間ができたらやろう」とか考え、結局できなかったという経験は多くの人にあるはず。
それではダメだと著者は言います。
大事なのは、時間ができてから「これをしよう」と考えるのではなくて、「やりたいことをやるために、いつ時間をあけるか」を先に考えることです。
あのビル・ゲイツ氏も一週間全てを読書にあてる週を定期的にとっていたといいます。これは驚きです。
やりたいことを後回しにすれば結局やりません。やりたいことからスケジュールに入れてしまえば、メリハリがつき他のことも集中してやることができるかもしれません。
 

締め切りを決め、バッファをとれ

自分の作業にはすべて締め切りを決めます。
締め切りがないとだらだらしてしまうもの。締め切りがあれば、その時間で何とか終わりにさせようと効率も上がるはず。自分が思っているよりも時間がかかってしまう人は、この「締め切りを決める」ことをしてみるのがいいですね。
僕自身、毎日の仕事の中で「全てのこと」に、この締め切りを決めることは意識していなかったですね。
 
また、「バッファ」をとることも重要だと著者は言います。バッファ、つまり少し余裕をとることが必要だということ。
具体的な時間も書かれています。
「1時間かかると思われる仕事を、1時間の予定で組むと終わらないが、1.4倍くらいのバッファを取るとうまい具合の終わる」
どうしても、計画をたてるとビッチリと立ててしまうもの。予定外のことも実際には当然のように起こります。そうなったときに計画倒れしないためにも、バッファをとることが重要ですね。
 

<最後の一言>

5つの技術を使って、ムダを省き、仕事を効率的に進め、自分のやりたいこと、やるべきことに時間を割く方法が紹介されています。

全部は無理かもしれませんが、そのうちのいくつかを取り入れてみるだけでも仕事の効率をあげ、時間を有意義に使うようにできそうです。