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【3冊目】点を増やそう!→[読書感想]『大人のための読書の全技術』斉藤孝

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著者は、明治大学の教授であり、また毎週月曜日から金曜日まで朝の情報番組の司会者を務め、さらに本の執筆行っている。
はっきりいって忙しい著者が、それでも毎日読書を欠かさずしているという。多い日には1日に10冊以上も。

そもそも読書なぜ重要なのか?

その著者がなぜ読書を続けるのか?それは読書をしないと、絶対にいい仕事などできないからだと言う。

また、どうしたら、この厳しい競争社会の中で生き残り、勝ち抜くことができるかという問いに関しても、

私は、正しい読書術を身につけて、「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる」ことこそが、ただ一つの解決策だと考えています。

要するに、この厳しい世の中を生き抜くためには読書はとても大事!!

また読書は、自分を磨き、豊かに生きていく力を与えてもくれるという。

と、大量の読書を続けてきた著者が言っている本である。

 

読書術が必要

限られた時間の中で多くの本を読むために、「読書術」というスキルが必要となってくるのです。

確かに働きだすと目の前にもたくさんの仕事があり、時間が限られてくる。ただ単に本を読むだけでも、読まないよりはよさそうであるが、効率的とは言えないだろう。

しかも著者は、大事なのは誰よりも多くの本を、精密に読み込み、仕事に応用させることが大事と言っている。それには、やはりコツが重要になってくると思う。

本書には著者が今までやってきた大量の読書のなかから体得した、その読書術、コツが余すところなく書かれている。以下の目次の通りである。

はじめに

序章 社会人にこそ、読書術が必要な理由

第1章 読書のライフスタイルを確立する

第2章 読書の量を増やすー速読の全技術

第3章 読書の質を上げるー精読の全技術

第4章 読書の幅を広げるー本選びの全技術

第5章 読書を武器にするーアウトプットの全技術

終章 社会人が読んでおくべき50冊リスト

 具体的な技術に関しては本書には本当に数多くのことが書かれている。

その中の一つを挙げて見る。

読書量が増えると読書のスピードが上がる

僕は読書を毎日している。そして、間違いなく10年前に読んでいる時より1冊を読み終えるスピードは上がっている。だからといって、特に速読を身につけているということではない。その答えが本書にあった。

なぜ読めば読むほど楽に、速く、正確になっていくかというと、本は知識で読んでいるものだからです。それゆえ、読書においては、知識の積み重ねがそのまま実質的な意味を持っており、量を重ねていくことで質的な変化を起こす・・・・・・いわゆる量質転化が起きるのです。

なるほど。本は知識で読んでいる。これはものすごく納得する。

例えば、読んだことのないジャンルの本を読むと読むスピードはガクッと遅くなる。これはその分野に対しての知識が乏しいからなかなか理解できず進んでいかないからだろう。

点を持つ

なぜ読書をするのか?これは上記にも書いたことであるが、具体的に今すぐ役立っているのか?と言われると間違いなく役には立っているけど・・・と思ってしまうこともあるかと思う。その答えが以下であると思う。

読書をする際にも、将来の点と点を結びつけることはできません。しかし、一冊の本を読めば確実に、自分の中に一つの点を持つことができるのです。

本を読むことによって点を増やしていくこと。そうしてたくさんの点を持っていれば、ふとした瞬間に線に変わることがある。

僕もそのことを実感したことがある。だからやめられないのだ。点を持たなければ線二なることもない。その点を増やすのに読書というものは非常に役立つ。

今後も点を増やすためにも読書を続けていこうと思う。

 

大人のための読書の全技術

大人のための読書の全技術