【100冊目】『自分の時間を取り戻そう』ー生産性は高めるべきもの
ついに紹介本も100冊目です。今年は読んだ本をどんどん紹介していこうと思います。
100冊目はこの本です。
自分の時間を持つことができていますか?
いやいや忙しくてそれどころじゃないよ!とか、やることが多すぎてそれは無理!とか思っている人は本書を読むべきですね。
僕も本書を読んでハッとしました。新年初めに読んだ本が本書で本当によかったと思います。
生産性とは?
本書ではこう書かれています。
生産性とは、「時間やお金など有限で貴重な資源」と「手に入れたいもの=成果」の比率のことです。
時間やお金というものは確かに希少な資源ですよね。これが、どのくらい有効活用されているのかということ。
本書はこの生産性について、ひたすら書かれていますが読めば読むほど生産性を上げる必要があるなと感じます。生産性を上げることによって、自分の時間を取り戻すことができるということです。
しかも社会はこれから高生産性社会へとシフトしていくと言います。しかも急速に。生産性の高いものは残り、低いものは淘汰されてく。この考えはとても重要になります。
様々な場面において、生産性という基準でものをみることが必要になるということですから、この生産性を正しく理解し、自分自身も生産性を向上していく必要がありますね。
生産性という観点からみることが重要
「学校教育がダメダメな理由」の部分に書かれている考え方が参考になりましたね。
「学校教育が学びの場としてあまりに生産性が低い」という意見に対して、反論として「今でも学校教育には価値がある」というような意見が上がることについてです。
これは、「生産性という観点から意味があるかどうか」を語っているのに対し、それに反論する人は「価値がゼロより上かどうか」だけに注目している
ということです。これは、しっくりきましたね。仕事上でも意見が食い違うことがありますが、このパターンが多いのではないでしょうか。思いあたる節があります。
価値の絶対量ではなく、生産性の高低でそのものを判断しないといけないということですね。
自分自身思い返してみると、価値の絶対量で考えてしまっていることが全くないとも言えません。これは気を付けなければいけませんね。
生産性を高める方法
生産性を高めるには「インプットを減らす」ことが必要だといいます。
インプットを容易に増やせる状況においては、誰も生産性を上げようと思わない
ということが前提にあります。
ある仕事があって、人を増やす、働く時間を長くする等のインプットを簡単に増やせるのであれば生産性をあげなくてもできてしまいますからね。
逆に人が少ない、時間も少ない状況でどうしたらこの仕事ができるのか考えて実行することで、生産性が向上するということですね。
全部やらなくていい
また、ひとりにすべてを求めないことで生産性を向上できることも書かれています。
ひとりの人に「あらゆることが平均以上にできること」を求めるのではなく、その職業に必要な中心スキルさえ持っていれば、後のことは分業やIT化によって補足するからそれでよい、と割り切ることで生産性が上がり、人手不足の解消にも役立つということです。
ひとりで全てをやろうとすると生産性はあがらないということです。
その人の得意なこと、得意ではないことがあるはずです。その得意でないことをその人に求めるのではなく、その得意でないことは分業やITの力で補うという発想です。
本書では、ヨガ教室が例であげられています。ヨガのインスラクターが事務手続きや説明が苦手だが、その代わりにウェプページが優れていて問題なし、という話です。
考えてみると、ひとりにすべてを求めているケースが多いですよね。そうではなく、生産性という観点から考えるともっと他の方法が考えられますね。
☆☆☆☆☆
2017年一番初めに読んだ本でしたが、この本でよかったと思います。
時間とお金という希少資源をいかに有効活用しているのか。
僕自身、この観点から見てみると生産性が決して高かったとは言えませんでした。2017年はこの生産性という観点から物事を見て、考え、行動していきたいです。
本当にイイ本ですよ!!!
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/25
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