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【19冊目】いい本が紹介されている→『「知的野蛮人」になるための本棚』佐藤優

 

読書家として知られる著者が57のテーマについて、読むべき本をそれぞれのテーマに合わせて2冊ずつ紹介している。

どの本を読むべきかわからない人

本は読んだ方がいいことはわかっているがどの本を読めばいいのかわからない人も多いはず。
今の世の中、大量の本が発売されている中で、なかなかいい本に巡り会うことは大変である。
読みたい本を読めばいいと言う人もいるが、本を読む習慣がない人はその読みたい本がどういうものなのかもわからないかもしれない。
しかも購入したのにつまらない。これではさらに本を読む習慣がなくなってしまう。
そんな人は本書を読み興味のあるテーマで紹介されている本を読むのがいい。

 

いつも読むテーマが決まってしまっている人

本は読むがいつも同じようなテーマのばかり読んでしまっている人にもオススメです。

どうしても同じジャンルの本ばかり読んでしまう人も多いのではないか?これは意識的に考えていないとどうしてもその傾向が出てしまうと思う。

他のジャンル、テーマを読むにも本書を参考にしていいと思う。57のテーマが並んでいるのでいつもは読まない本を手に取るチャンスである。しかも、大量の読書をしている著者が勧めている本であるので、失敗もしないはず。

 

購入した本

僕自身は読んだこともある本も多かったのであるが、著者のそのテーマに関する見解を読むことができなかなか興味深かった。

僕もいくつか紹介されている本を購入したが、その中でも印象的な本はこの本。

 

白昼の死角 (光文社文庫)

白昼の死角 (光文社文庫)

 

 

本書の「7 詐欺師の視点に学ぶ」のテーマで紹介されている『白昼の死角 新装版』。

高杉彬光による実在の事件をモデルにした悪党小説の傑作。巧みに法の網の目をくぐり、ありとあらゆる手口で完全犯罪を繰り返す天才知能犯の経済犯罪を描く。巻末には、主人公のモデルとなった人物を語った秘話を収録。

 

話の舞台は昭和の前半。年代的には少し前の話であるが、非常に面白い。しかもこの話は実際の事件をモデルにしているというから驚きだ。
詐欺は今もなくなっていない。むしろ様々なところに潜んでいる。その詐欺にあわないためにもこういった本を読んでおくことは重要かもしれない。本当にちょっとしたことでだまされてしまっているのだ。
著者も書いてあるが、

詐欺師は、他の人が気づかないことに気づき、それを悪用するのである。

 

 

 

 Kindle版もあります。