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【151冊目】小説『マスカード・ホテル』ー映画も観たくなった!

マスカレード・ホテル (集英社文庫)

 

マスカレード・ホテル 』を読みました。

Amazonの内容紹介より

新ヒーロー誕生!極上の長編ミステリ

都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し…。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰

 

東野圭吾さんの作品は、正直特段ファンというわけではないんですけど、やっぱり読むと最高に面白いですね!くやしいくらい面白い!

内容はもちろん文句なしなのですが、読み心地が良いんですよね。

まったく読みにくいということがない。本書もワクワク、どきどきで最後まで読むことができました。

 

あらすじ

都内で3件の不可解な連続殺人事件が起きた。容疑者もターゲットも不明。

そして次の犯行場所は一流ホテルの「ホテル・コルテシア東京」で起こることを予測。それは3件の殺人事件に残されていた不可解な数列の暗号を、解読した結果このホテルと予測。

ただし、わかっているのは犯行現場のみ。犯人像などはまったくわかりません。

 

ここでの事件を防ぐために、警察はホテルに潜入捜査を実施。捜査員をフロントスタッフ、ベルボーイにさせる。その中で新田浩介はフロントスタッフに化けての潜入捜査に選ばれ、彼の教育係として優秀なフロントクラークの山岸尚美が任命される。

 

そんな中、そのホテルには怪しげなお客さんが次から次へと訪れるのです。事件を未然に防ぐことができるのか。

 

 

ホテルが舞台

ホテルが舞台なので、パーティーで事件が起こる物語なのかな?と思いきや違いました。もっとホテルの日常の中でのことが書かれています。

本書では次から次へと怪しげなお客さんが来ますが、実際のホテルもきっとそうなんだろうな~と思いましたね。

 

2人の小説

主人公である2人。潜入捜査をしている新田浩介と教育係兼補佐役の山岸尚美がなかなかうまくいきません。衝突ばかりしているのです。

それはそうですよね。一方では、刑事ですから犯人を捕まえるためにいるのに対して、ホテルのスタッフはあくまでもお客様のためにという姿勢ですから、それは対立するのが当たり前です。

この2人のやり取りはなかなかおもしろいものがありますよ。

 

マスカレード・ホテル (集英社文庫)

マスカレード・ホテル (集英社文庫)

 

 

☆☆☆☆☆

『マスカード・ホテル』を読みましたが、これは映画にもなっています。

刑事である新田浩介を木村拓哉が演じ、ホテルのフロントクラークの山岸尚美を長澤まさみが演じています。この配役を見たとき違和感ないなと正直感じました。

 

小説は文句なしに面白かったのですが、映画も気になります。観てみたいですね。

 

また、本書はすでに関連作品もでています。

2作目は『マスカレード・イブ』。これは今読んでいます。

マスカレード・イブ (集英社文庫)

マスカレード・イブ (集英社文庫)

 

 

3作目は『マスカレード・ナイト』。

マスカレード・ナイト

マスカレード・ナイト