【87冊目】『地下鉄に乗って』~映画にもなっている名作
浅田次郎の有名作品です。
Amazonの内容紹介より
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに挑む父に出会う。だが封印された"過去”に行ったため……。
本書は吉川英治文学新人賞に輝いた作品ということ。
感想としては文句なしの面白さです。感動もします。
タイムスリップをして過去に行き、その中で自分の家族とりわけ父のことを知っていくという物語なのです。何度も何度も過去にタイムスリップします。
主人公はセールスマンですが、本当は巨大な企業グループの創設者の息子であり、事件をきっかけに家を出たという設定になっています。
兄は自殺してしまったのですが、その兄にタイムスリップをして会う。その自殺の原因も父との喧嘩が原因ということしか知らなかったのですが、本当は…。
そもそも父のことをかなり嫌っているが、その父がどんな人物であったのか。それをタイムスリップをして父の半生をのぞいたり、触れ合ったりしてわかっていく。
この『地下鉄に乗って』は映画にもなっているのですね。主演は、堤真一。
アマゾンのプライム・ビデオで無料で観れるみたいですからみてみようと思います。