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【78冊目】『99%の会社はいらない』→「自分の時間を生きる」

99%の会社はいらない (ベスト新書)

 
堀江貴文氏の新刊です。タイトルがまた過激ですね。99%の会社はいらない!と。
このタイトルにつられて購入する人も多いのではないでしょうか。僕はそうでしたね。99%の会社がいらないってどういうこと?
 
著者は間違いなく多忙である。最近は、ロケット事業、予防医学事業、グルメ情報サービス事業、ゲーム事業、仮想通貨関連など数多くの事業を手掛けているという。さらにメディアの出演、SNS上の活動、メルマガ、連載、オンラインサロンの運営もやっている。こうやって言葉に並べてみるだけでかなりの数だと思う。
では著者は「忙しい」とは思わないのだろうか?
こう答えています。
「忙しいと感じることはあるものの、そんなにたくさん仕事をしていない」と思ってしまう。
同じ時間だけ稼働しているのに、「忙しくて大変」と感じる人と「そこまで忙しくない」と感じてしまう人。
この差はどこにあるのだろうか?答えは簡単。前者は「他人の時間」を生きる苦しさで、後者は「自分の時間」を生きる楽しい忙しさだからだ。

 

この文章は、「はじめに」に書かれていますが、この文章を読んだときに果たして自分は「自分の時間」を生きているのだろうか。と考えてしましました。この時点で考えるということは、自分の時間を生きていないと感じることがあるということです。

著者は自分の時間をとことん生きているのだと思います。本書を読むとそのことが本当に伝わってくる、いい本ですね。
 
 

毎日続ける、真似をする

効率化ばかり主張しているように思われる著者であるが実はそうではないです。
イケダハヤトさんやはあちゅうさんについて、2人とも普通の人。バカではないと思うが、ものすごく頭のいい人ではないという前置きのあと、こう書かれています。
ではなんで成功したのかというと、彼らは愚直に一生懸命、毎日のように続けたのである。そして、いまのような一つの形になっている。
「毎日続けるのは無理だからやめよう」ではなく、「続けられる形はどういうものなんだろう」と考えるところにいくのが重要だ。好きなことを続けるためにも、それがさらに楽しめる場をどう作っていくのかは大切である。

 

好きなことを続けるためにも、どうしたらそれを続けることができる形にできるのか。これを考えながら、毎日愚直に一生懸命続けていく
この毎日続けるということ、なかなかできない人が多いのではないでしょうか。僕も毎日やるぞ!と決めてもなかなかできないことが多いです。
その時の理由は、「時間が取れなかった」です。自分の時間を生きることができればそういったことはないはず。やりたいことをするための時間が第一優先になるから。
 
著者も毎日ユーチューブに動画をアップすることを続けているといいます。最初は視聴者も少なかったといいますが、毎日続けているうちにどんどん増えてきたといいます。
 
真似も大事だといいます。
イケダハヤトさんの真似をした方がいいとも言っていますし、著者もオンラインサロンも真似することから始まっているといいます。ただ真似をするだけでなく、ブラッシュアップをして。
上手に真似をしつつ、そこに新たなアイデアを入れ込めば、うまくいくのはそう難しくないのだ。
 
 

行動が重要

「行動すること」の重要さは本書でも至る所に書かれていた。行動はどうすればできるのか?
行動するのは実は簡単である。バカになればいいのだ。
僕はバカが悪いことだとは思わない。どんどんバカになって突拍子もない行動を起こす人が増えれば増えるほど、社会全体のイノベーションは活性化する。

 

確かにバカになった方が行動をしやすいですね。バカにならず恰好つけていたりすると、他人の目が気になって全然行動できない。これでは、いつまでたっても「自分の時間を生きる」ことができなくなってしまいます。

年齢を重ねるにつれてバカになることには抵抗があるかもしれませんが、そんなことを気にしている場合ではありません。

本書には、どうすればいいのかという具体的な行動もたくさん書かれていました。とことん自分の時間を生きている著者をまずは真似できるところから始めてみようと思います。
 
99%の会社はいらない (ベスト新書)

99%の会社はいらない (ベスト新書)

 

購入した時点では、Kindle版が発売されていなかったので久々に紙の本を購入しました。