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【10冊目】『常識にとらわれない100の講義』→森博嗣の常識を疑う方法

常識にとらわれない100の講義

本書は、著者が毎日思いついたことを1つか2つ、1行か2行書き留めておいて、それが100集まったところで一気にその説明文を書いたものだという。

 

「常識」とは何なのだろう?

アルベルト・アインシュタインはこう言っている。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」
と。
確かにその通りである。完全に偏見であると思うし、思い込んでいるだけのものが多いのかもしれない。
そのことによって不利益、損をしていることは多いかもしれない。いや、絶対に多い。

常識を疑わない人はつまり素直でないからできるのである

 これはなるほどなるほどと大きく頷いた。

子供は素直だからこそ、常識はずれの考えや行動をする。大人になったからといって、常識を疑う心、素直な心を失ってはいけないと本書を読み再確認できました。

つべこべ言わず、やれば良い

本書の目次は以下の通りである。

まえがき
1限目 森教授の「新しい常識」論
2限目 マイナスを武器にする思考論
3限目 王道を行く「型破り」仕事論
4限目 孤独を楽しむ人間観察論
補講 「新しい常識」に気づく21の視点

全てにおいてなるほど〜そういう考え方もできるか、この考え方は自分と同じだな、似ているなと思いながら読むことができた。

特にお気に入りは3限目の王道を行く「型破り」仕事論である。
ここは、ん〜と唸ってしまう言葉が多く読み応え考え応えがあった。
まさにその通りと思った文章を引用させていただく。

「やればいい」というのが究極の方法だと思う。
本当に、これくらいしか普遍の法則はない。悩んだり、議論したり、あるいはなにかを気にして躊躇したり、文句を言ったり、言い訳をしたり、できない理由を沢山思いついたり、そんなことをするよりも、「つべこべ言わず、やれば良い」というものがほとんどである。

 

常識を疑う重要性、その方法やヒントがたくさん詰まった本です。
考え方を変えてみるとうまく行くことも多いはずと感じた1冊でした。

常識を疑うことができないと、物事を客観的に見るということもできないはず。自分という常識にとらわれ、どうしても主観的になってしまう。そういったことに陥らないためにも一度本書を読んだ方がいいと思います。

 

常識にとらわれない100の講義

常識にとらわれない100の講義

 

 Kindle版もあり。

 

常識にとらわれない100の講義 (だいわ文庫)

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